中国の不動産大手の恒大集団の巨額の赤字についてはこれまでも多くの報道が為されており中国の不動産業の不振、そしてその影響の大きさについては言われてきました。
しかし今回の報道では中国不動産業界で最大と言われる碧桂園でも今期巨額の赤字となったということで、恒大だけでなく中国全体で不動産不況が広がっていることが分かります。
日本でもバブル期には不動産に金が流れ込みましたが、中国でも同様の事情だったのかもしれません。
そして日本でもそうであったように不動産業が崩壊すると実体経済の方にも大きな影響が出て長い間の不況に陥る危険性があります。
中国が異常なほど日本の原発処理水排出に反発していることが大きな問題となっていますが、これも中国の国内問題からなんとか民衆の眼をそらせたいという中国政府の意図かと思えば納得できるものかもしれません。
いずれにせよ、中国の状況はかなり悪化しているとも考えられ、太平洋戦争前の日本のような心理状態(いちかばちか、だめでもともと等々)にならなければ良いのですが。