爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

ふるさと納税最高値更新。ただし問題は多いのでは。

ふるさと納税の昨年度の実態がまとまり公表されました。

www.nikkei.com

寄付の総額が9645億円、寄付額が多かった自治体が宮崎県都城市、それに続いて北海道の自治体が並んでいます。

 

上位自治体の表が掲載されていますが、返礼品という欄もあるようにこれが重要な要素となっています。

他のメディアのニュースにあったように「税金が肉や魚に変わっている」というのが実態に近いのかもしれません。

 

これで被害を受けている自治体というのも出ていましたが、横浜市名古屋市大阪市など都会が並んでいます。

寄付の控除により住民税などが減少してしまうということで、横浜などは272億円とか。

 

ふるさと納税を行なうのは都会の高額所得者が多いのでしょうから、その税金を地方に移転するというのは意味がないことではないと思いますが、寄付だけであれば地方自治体の使い道も自由でしょうが返礼品にあてる金額が多ければ歪みも出るでしょう。

 

年金収入だけの私など税金もそれほど払っているわけでもなく、ふるさと納税をやる意味もほとんど無いので無視していました。

まあ牛肉だのカニ・ホタテというのもそれほど食べたくもないし。

しかしあまりにも影響が大きくなれば制度の見直しも必要でしょう。