爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

ふるさと納税混乱続く。しかし、泉佐野市の反論「地方分権に反する」ってひどい勘違いでは。

ふるさと納税への返礼品の過熱状況について、総務省側はいろいろと規制を強めようとしていますが、それに対しアマゾンギフト券での返礼を強行しようとする大阪府泉佐野市は総務省に対する批判を発表しています。

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それにしても「地方分権に反する」って、何か根本的に勘違いしていませんか。

 

だいたいが、「ふるさと納税」という制度自体、都市部に集中する税収を少しでも地方に還流させようという、政府の小手先の人気取り政策ですが、それに群がって少しでも自分たちのところに呼び込もうとする各自治体の行動も、とても「地方分権」などと呼ぶのは恥ずかしいほどのものです。

 

返礼品に地元産品を使わせようという、総務省側の思惑に対しても、そのような地場産業のない都市部自治体には不利、って言ったって、だいたいそのような自治体にまでふるさと納税の対象には考えられていないってことでしょう。

 

タヌキとキツネの罵り合い。