脱炭素という動きの中でも色々なものがあり、化石燃料を使用しない方向に進めるものもあれば排出された二酸化炭素を回収して貯めこもうという方向性のものもあります。
化石燃料を使わないというものはそれなりの存在理由はあると認めますが(本当に使わないのならですが、それも怪しいということは何度も書いています)、しかし二酸化炭素貯留というものはそれすらなく、金とエネルギーの無駄になることが明らかです。
しかもそれに数兆円単位の金が必要となる大プロジェクトだということなら、そんなものに間違っても公金を注ぎ込むことなどしてほしくありません。
www.bloomberg.co.jp中部電力が取り組むというそのプロジェクトは、名古屋周辺の工場から出た二酸化炭素を集めて液化し、海外の貯留場所に運ぶというものですが、関連する施設整備などに数兆円の事業経費がかかるとか。
代替エネルギー使用による二酸化炭素排出量削減では大した数字も出せないとあって、二酸化炭素をそのまま貯留するという方法の方が効果的と映るのかもしれませんが、それにそのような費用がかかるというのは論外です。
「公的支援が絶対必要」などと言っているそうですが、そんなことに税金を投入などと言うことがないようにしてもらいたい。