爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

野口悠紀雄さんの記事より、大量の国債発行がアメリカや日本のインフレを招いた。ただし読めたのは記事の半分だけですが。

ビジネス+ITというところの、FinTechJouanalというところに野口悠紀雄さんが書いた記事です。

www.sbbit.jp

ただし全記事を読めるのは会員だけということで最初の目次と1ページ目のみだけですが、だいたいの内容は想像できます。

 

欧米や日本で新型コロナウイルス感染拡大などへの対策として大量の財政支出が行われました。

それが欧米での急激なインフレを引き起こしたのではないかという観測を以前に書きました。

何でも国債、この国の破滅はもう間違いない - 爽風上々のブログ

どうやらこの素人考えから導き出した結論が野口さんのような専門家の思考とも合致していたようです。

 

日本ではそれが起きず、あくまでもインフレは海外の影響だということですが。

 

MMT理論への言及もされており、いくら国債発行をしても大丈夫だと言っているのですが、ただしそこにはトリックがあり「インフレが起こらなければ」という制約を付けているということです。

そして、その理論の通りにあっという間にインフレが起きてしまった。

まあ、その程度の理論?(とも言えない)なんでしょう。

 

そして、一見ここまでは何事も起こっていないような(海外由来のインフレを除けば)日本経済ですが、やはり限界を越えれば大変な事態になるのでしょう。(読めない後半に書いてあると思います)

 

そろそろ日銀による国債の買い入れも限界が近いようです。

その後にはとんでもない事態となるということでしょう。

まあ今さら日銀が金融緩和政策を転換したとしてももう手遅れだとは思いますが。