報道によれば、小学6年生と中学3年生に実施される全国学力テストの点数を上げようとして、事前対策や様々な行為(不正行為も含まれる?)が行われていたということが多くの証言から明らかになっているようです。
上記記事はテレビ報道なのですぐに消えそうですから長めに引用しますが、石川県内の教員からの情報では小学5年2学期頃から昼休みや放課後に学力テストの過去問の実施、さらにテスト直前の小6の4月頃には授業時間も使って練習させていたそうです。
その時間の授業内容は終わってから詰め込んで行ったとか。
さらに、「テスト問題が到着したらすぐに開封した」とか「管理職の指示でテスト時間を15分延長した」といった実態もあったそうで、これなどは完全に不正行為でしょう。
このような学力テストの事前対策は、石川県だけでなく富山や秋田、長野など学力テスト結果の上位県では行われていたという情報もあるそうです。
学力テストの結果では、ずっと北陸や東北地方の成績が良かったのですが、このような不正行為をしなくても良かったはずなのですが、さらに上という思いが強まるのでしょうか。
それにしても、こういったことを行なうには多くの教員に指示してやらせなければならないのですが、そういった人々から情報が明るみに出るということは全く考えないのでしょうか。
世の中に数多い不正行為でも実施した人々からの公表で分かるということが多いのですが、それと同様でしょう。
職場などでの指示指令に従業員は黙々と従っているように見えますが、多くの人の心の中には不正を嫌う思いが必ずあります。
どのような不利にさらされようと、内部告発をしようという人は出てきます。
それを軽く見ると痛い思いをするということでしょう。