私の住んでいる八代市内のことということで、気になっていたのですが、国見岳登山から下山中に仲間とはぐれ捜索が続いていた男性が1週間ぶりに発見され命に別状が無かったということです。
「同じ八代市内」と書きましたが、広域合併でかなり広い市域となりましたので、現場となった国見岳ははるか彼方です。
男性は38歳で仲間と3人で国見岳登山に来たのですが、山頂に立った後下山する際に「歩く速度が遅いから先に行く」と言って仲間と分かれたそうです。
仲間たちは無事に下山したものの先に降りたはずの男性が来ていなかったために通報し捜索開始、ようやく1週間たって見つかったということです。
食料もほとんど用意していなかったようで、水だけを飲んでいたとか。
若いのでなんとか体力も持ったのでしょうか。
なお、全身に擦り傷があり疲弊しているものの骨折などはしていないそうです。
国見岳は熊本県最高峰ですが標高は1739m、それほど高いわけではないのですが、地図でも分かるように五木五家荘の秘境のさらに奥の宮崎県との県境にあります。
日本アルプスのような高山はそれなりの難しさがあるのでしょうが、比較的低いこういった山でも違った危険性があるようです。
高山のように目標が見分けやすいところと違い、道迷いの危険性はかなり大きいのでしょう。
それを軽視したのか、仲間と分かれて一人で下山するというのは危険すぎることだったのでしょう。
特に道迷いをした場合の滑落という例は非常に多いようです。
楽しみのための登山で命の危険を冒すこともあるというのは忘れてはいけないことでしょう。
まあ私は登山はもうできませんが。