爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「NATROMのブログ」より、「抗がん剤療法を否定する医師のツイート」

NATROMさんのブログで抗がん剤療法否定のツイートについて書かれていました。

natrom.hatenablog.com

抗がん剤治療否定のツイートはしばしば出てくるようですが、今回のものは「自称医師」の人が書いたということで、リツイート、「いいね」もたくさんついているということです。

 

対象は術後補助化学療法、すなわち外科的にがん組織を切除した後に転移を防ぐために行われる抗がん剤投与で、それを非難しているということです。

 

「自称医師」さんは、日常的に誰にでも一日当たり5000個ものがん細胞ができているのだから抗がん剤投与はおかしいと言っているそうです。

 

これに対し、NATROMさんの解説では、がん切除後の取り残しのがん細胞は「免疫逃避機構」を身に着けているものだということを自称医師さんは見逃しているか、意識的に無視しているとしています。

 

誰でも毎日自然にがん細胞を発生させているのですが、そのほとんどは体内の免疫機構によって取り除かれます。

しかしその中のごく一部が免疫逃避機構を獲得し、それが目に見えるほどのガンとなってくるのだから、その外科的処置の取り残しも当然免疫逃避をするので抗がん剤療法が必要となるということです。

 

話には聞きますが、抗がん剤治療は副作用もあり厳しいものだということです。

それがやらなくても良いかのような話を聞くと当事者になれば心が乱れることもあるのでしょう。

それに付け込んで怪しい治療を(高額で)行なうような医者もいるそうです。

いざガンになってしまうとそのようなことも考えられなくなるでしょうから、今のうちのあれこれと話を聞いておくべきなのでしょう。