爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

夢の話「かつて勤めていた研究所を訪ねる」

会社の研究所には30歳前から40代まで勤めていました。

そこを訪問するという夢でした。

 

時間は現在のようです。つまり私は退職者で隠居生活。

研究所からは転勤で離れ、その後勤めた工場も退職で離れているのではるか昔のことになるのですが、招かれて行くことになりました。

 

今住んでいる場所からははるか東、飛行機でなければ行く気にもなれませんがそういった旅の光景はまったく夢には出てこずにいきなり建物に入ります。

 

かつての状況とは異なり、電子式セキュリティーシステムも備えていてICカード式の入場証を首から下げての入構です。

 

入った途端に驚くのがエスカレーター。

中央部に堂々と鎮座しており皆それを利用しています。

建物は昔通りの古いままなのに全くそぐわないものに見えます。

 

本来は事務所が1階にありそこに顔を出すはずですが、勝手知ったるところで直接研究室のある3階に向かいます。

かつての仕事の名残の話ですが、戻ってきてくれないかという嬉しいお言葉。

もう年だからと言ってもそれでもということです。

入構証もよく見れば正規の社員証になっています。

その話もほどほどに、旧知の人々と夜の街に繰り出そうかという話になりました。

 

いやはや、まだこんな悲しい夢を見るんですね。

もう会社を辞めてから10年、意に反した早期退職の勧めで定年前だったのですが、辞めてしまいました。

やはりもう少し勤めたいというのが希望だったのですが。

その悔しさがまだまだ心の中にあるのでしょう。

とはいえ、その「戻りたい場所」は退職前に勤めていたこちらの工場ではなく、若い頃にいた関東地方の研究所だというのも、心の底にある希望を表わしているようです。

いくら戻ってきてと言われても(言われませんが)工場にまた行く気にはちょっとなれません。

なお、夢の中に出てきた研究所は、もう30年以上も前の30歳少し前の頃に初任地の九州の工場から転勤して10年以上在籍しました。

その当時でもすでに建設から30年以上たった古い建物で、内部はあちこちボロボロだった覚えがあります。

もうだいぶ前に取り壊されて隣接する工場の駐車場となりました。

あの建物の記憶ももう現在の社員のほとんどは持っていないでしょう。

 

普段の勤務の中では建物の写真などを撮るということもないため、あの研究所の建物はまったく今では残っていません。

ただただ記憶の中にあるものだけなのですが、それでも忘れられない場所です。