ウクライナ侵攻以降、田中宇さんの「国際ニュース解説」では独自の姿勢で世界情勢を記述しています。
今回はロシア関係から少し離れて「中立が許されなくなる世界」
冒頭に書かれているように「ロシアを敵視しない国を敵とみなす」というアメリカの姿勢は顕著になっているということですが、ヨーロッパだけでなくアジア諸国に対しても強く示されています。
そして、アジアの場合それは「ロシア敵視」だけに留まらず「中国敵視」が重視されるということです。
中国はロシアへの経済制裁に公然と反対していますが、それに対して中国との関係も狭めるよう諸国に強いているということです。
韓国も中国寄りの姿勢を取ることに対してアメリカが強力に圧力をかけ、それが韓国新政権の一見日本寄りのポーズにもつながっているのでしょう。
日本はもちろん中立などとは程遠い状況ですが、それでも中国との経済関係は強かったものの、それに対してもアメリカからの強制がかかるのでしょう。
折からの中国でのコロナウイルス感染拡大により日系企業や日本向け輸出産業も止まってしまいましたが、これに紛れて関係制限を始めるのでしょうか。
経済安全保障などと称して国産化を進めようという話もあります。
グローバル化とは反する方向性のようですが、これで進んで行くんでしょうか。