爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

ロシアを非難だけしていれば良いのか。

「環境問題を考える」(近藤邦明さん)で引用されていた天木直人さんという方のメールマガジンということです。

https://www.env01.net/fromadmin/contents/2022/2022_01.html#n1375

 

日本ばかりでなく世界中でロシア非難が鳴り響いています。

しかし、ロシアを追い詰めていったのはアメリカのNATO拡大政策であり、ロシアのウクライナ侵攻の前にプーチンが繰り返し言っていた「ウクライナNATO加盟をさせない保障」については誰も持ち出すことはありません。

 

もしもアメリカがそれを確約していたらロシアは侵攻しなかったのか。

そして、そもそもNATOというものがロシア(かつてはソ連)を敵視するものだということも歴史的に間違いのないものでしょう。

それが今でも必要なのか。

 

「戦争回避のためにはあらゆる譲歩をするべきだ」ということが書かれています。

まったく譲歩も無しに相手を追い詰めるという姿勢をしてきたアメリカにもやはりかなりの責任があるということでしょう。