爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

緊急事態宣言解除、五輪海外観客ストップ、教訓も対策熟慮も何もなし

首都圏の1都3県に出されていた緊急事態宣言が解除されますが、感染者は微増傾向にあり、今後の感染再燃が危惧されています。

news.yahoo.co.jp

この宣言解除は25日から予定されているオリンピック聖火リレー開始のためではないかという説もあります。

もしそうだとしたら、去年の今頃それにこだわったがために最初の感染拡大を招いたという教訓がまったく生かされていないということでしょう。

 

さらに、IOCなどとの5者協議で「海外観客受け入れ見送り」を提案するとか。

www.nikkansports.com

しかし、大きな問題である「海外選手・役員の受け入れ」についてはまだ何の対策もされている様子は見えません。

 

たとえ観客は阻止したとしても、選手・役員だけで数万人、さらに報道関係者まで受け入れたら相当な人数になるでしょう。

 

こういった人々を検疫素通りで入国させるつもりなのか。

 

本来ならば、入国後に即PCR検査、(出国時の検査などは認めない) そしてそこから他との接触を完全ストップしたまま受け入れ施設へ搬送、検査の結果に関わらずその施設に最低2週間隔離、その後ようやく解放という必要な手順をどうやって数万人の入国者に徹底するか。

その方策をきちんと示さない限りオリンピック開催の気運など盛り上がるはずもありません。

(もちろん、アメリカ人に限って横田基地からフリーパス入国などと言うことは絶対阻止です)

 

本当に五輪開催したいのなら、早急にこれらの対策の具体策を示さなければなりません。

それなしにいくら「絶対開催」などと言っても、本気とは認められません。