爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

有観客で開催で最悪のシナリオに近づくのか。

「開催中止か延期」という声も大きかったはずなのですが、なぜか「観客有か無しか」だけに問題を絞る形にしてしまい、結局は他のイベント並みと称する「50%以下または1万人以下」というユルユル基準でのオリンピック開催が決定してしまいました。

 

news.yahoo.co.jp

上記の東京スポーツのニュースでも、無観客を拒否し続けたのは日本側で、政権の意向が強い「出来レース」の茶番だったということです。

 

「盛り上がったオリンピック」で「開催成功」を打ち上げたいというのがその意図なのでしょう。

 

数日前にウガンダ選手団の入国時に感染者が判明した事実などはまったく触れられもしなかったようです。

選手団入国はオーストラリア女子ホッケーチームに続いてわずかに2例目、しかも選手9名という中での判明で、これが数万人も続いた時にどうなるのやら。

 

「オリンピック開催の最悪のシナリオ」というのを示しました。

本当の「オリンピック開催の最悪のシナリオ」はこうだ。 - 爽風上々のブログ

まあ、さすがにここまでひどい事にはならないだろうとは思っていましたが、何かその方向に進んでしまっているように感じます。

 

なお、「観客数1万人」にはIOCやスポンサー関係者は含まれないとか。

これが、開会式などでは観客より多くなるのではということも言われています。

こういった人々は「観客ではない」という無茶苦茶な論理ですが、これも不安要素でしょう。

さらに、「小中学生の観戦も別枠」とか。

【東京五輪】小中学生観戦〝別枠〟の理由 武藤氏「引率者のご判断で感染リスク低減できる」 (2021年6月21日) - エキサイトニュース

ここまで来るともうあきれるばかりです。

まあ、学校側の方で観戦中止の動きが強いそうですから実際は少なくなるのでしょうが、それでも実施するところもあるでしょう。

 

東京の新規感染者は結局は下げ止まり、これから徐々に増加して行って来月中旬以降にはまたかなりの数の発生になるでしょうが、それにさらにオリンピック関係の入国者が加わり、そこからの感染者発生も出てくるとなると、「完全な失敗」の危険性も強くなりそうです。