「西尾道徳の環境保全型農業レポート」というサイトの中で、Covid-19流行により二酸化炭素排出がどれほど減ったのかという推定が掲載されていました。
lib.ruralnet.or.jp元データはイギリスの環境科学者ルケールなどのグループが共同で発表した論文ですが、欧米、および中国などの69か国のデータを集めたそうです。
2020年の1月から4月までの4か月間の排出量推計を2019年の平均値、および2015年から2019年までの平均値と比較しました。
集計部門によって大きく異なり、一番影響の大きかった運輸部門では最大では36%のマイナスということろもあるようですが、その他ではだいたい-7.5%、場所では中国が-24%ということです。
総計で2020年の年間を推計した場合、-4.5~-7.2%程度の減少と見られ、これは気温上昇を1.5℃止める程度の量だということです。
ただし、この傾向が今後も続くとは考えられず、コロナウイルス終息に向かえば逆に排出量は急激に増加すると予想しています。
経済活動が各国で急停止ですから、当然ながら二酸化炭素排出も大きく落ち込むと思っていましたが、やはりそうでしょう。
感染流行が収まれば急激に反動が来るというのもそうでしょうが、はたしていつ収まるやら。
ワクチン接種でピタリと収まるなんていうことにはならないでしょうから、だらだらと続くのでは。