インターネットに過度にのめり込み、まともに社会生活ができなくなったり、家庭が崩壊したりという、「ネット中毒」になる人が出ているようです。
これはスマホが低年齢者にも普及するにしたがいさらに顕著に見られるようになりました。
このようなネット依存症について相談を受けたり啓蒙活動をしている、遠藤さんが多くの実例をもとに分かり易く解説している本です。
そのために、マンガも交え読みやすく、また対象も青少年ばかりでなく大人の場合についても細かく書くといった、実際に悩んでいる人に受け取りやすい作りを意識しているようです。
中高生などの間に広がっている、常時スマホで仲間の書き込みをチェックしなければいられないといったSNS中毒とも言える状態が問題となっています。
これらはネット依存というよりは人間関係の問題のようですが、スマホ・SNSという組み合わせがさらに状況を際立たせ悪化させているのでしょう。
のめり込んでしまうと周囲からの意見も聞こえなくなります。
早目にルール設定や生活状況に気を配るなど、気を付ける必要があります。
子供ばかりでなく、大人の間にもネット依存者が出ており、夫婦間でも会話をしなくなって離婚に至るという例も見られるようです。
そればかりか、仕事も手につかなくなって失業したりということにもなり兼ねないとか。
ネットゲームにハマり時間の感覚が無くなり、学校や職場に行けなくなるというのも典型的なネット依存症でしょう。
これには小学生から大人まで落ち込む危険性があります。
多額の課金をされるという例もまだまだあるようです。
これも周囲が注意して最初から時間のルールを決めたり、絶対に課金はしないと決めたりと言ったことをする必要があります。
ただし、子どもばかりでなく親がのめり込んで何十万も使ってしまったという実例もあるとか。
その親の子供は自分は絶対にネットゲームはしないと固く誓ったそうです。
ネットに関わる犯罪も多く、被害者になるばかりでなく加害者になる場合もあるようです。
どのような危険があるのか、それを学んでおくことも必要です。
ここでもやはり周囲の親などが状況をしっかりとつかんでおくことが重要です。
ネットの急速な進歩に、人間の感覚が付いていけずに壊れてしまうことが多いようです。
とはいえ、私自身も一日のかなりの時間をネットに向かっていますので、あまり偉そうなことも言えません。
まあ私の場合はブログの読み書きの比率が高いということで、納得しておきましょう。