読書術と言う本を読んだので、自分自身の読書に関する思い出を書いてみましょう。
読書と言うのではないのですが、文字と言うものを読み始めたのは3歳くらいの頃からだそうです。
産まれた浦和から父の転勤で名古屋へ。
住んだ家の隣の10歳ほど年長のお姉さんのところに、本を持って行って何と読むのか教えてもらっていたそうです。
この件は、自分では覚えていないので、思い出とは言えないかも。
その後、福岡へ転居。
小学校の2年から3年間過ごしました。
家から学校までは約1.3㎞ほど。
大人なら歩いて15分程度でしょうが、子どもではもう少しかかったと思います。
今では福岡の都心に近く車の交通量も多いのでしょうが、当時は走る車もほとんど無いようなところでした。
その道を、学校帰りには毎日図書室から借りだした本を「読みながら」歩いていました。
まるで、学校によくある二宮尊徳の銅像のような姿だったのでしょう。
とても家に帰るまで待てなかったという思いでした。
自分ではそれほど変わったこととは思っていなかったけれど、見る人が居たらよほど変な子と思われていたでしょう。
高校に入学してから、思い立って運動部に入部したのですが、それでも図書室通いは止められませんでした。
図書室からの図書借り出しには、個人カードと本に備え付けのカードを揃えて提出するシステムでした。
個人カードがあっという間に一杯に埋まってしまったのが誇らしく思えました。
しかし、部の練習も相当な時間がかかり、それから読書では、勉強する時間など取れるはずもなく、成績は直感でこなせる科目以外はなかなか上がりませんでした。
高校の図書室はその後校舎が建て替えられたためにまったく変わってしまいました。
当時の落ち着いた雰囲気は記憶の中だけに残っています。
就職してからは転勤のたびに何度も引越しをしたのですが、買い集めた本の荷造りが毎回大変でした。
普通の人ならほとんど無い荷物が、段ボールに何個もあり、運送の人にも嫌な顔をされたものです。(それも非常に重いので)
自宅を建て、本を収める段になって、メインの本棚にスチールの簡易棚が2個、それでも間に合わずにさらに2個購入、一か所に置くと重すぎて床が沈むので3か所に別けて置いています。
読まない本は処分と思ってはいるのですが、何十年かぶりに読むということもよくあるのでなかなか踏み切れません。
今では10日に一回程度、市立図書館に通って本を借りてくるのがメインの読書です。
新刊書がよく揃っているということはないのですが、まあ読み尽くすまではまだかなり時間がかかるでしょう。
ただし、まったく興味のない分野というのもあるので、意外に早くその機会は来るかも。
以上、読書の思い出でした。