爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「空間除菌」は効果なく有害、忽那賢志さんが指摘

コロナ禍がまだ収まらない中、「空間除菌」という言葉が飛び交い、除菌装置なるものも流行しているようですが、感染症が専門で最近は時々テレビにもご出演の忽那賢志さんが指摘しています。

news.yahoo.co.jp「消毒剤噴霧」「空間除菌」というものは効果が証明されていないだけでなく、人体に有害である危険性が強いということです。

 

確かに今度の新型コロナウイルスは、これまでの感染症の常識を破るような性質を数々持っていて、専門家の知識も食い違うことがあり混乱が広がっているので、わらにも縋る思いの人達に付けこもうという人も多いのでしょう。

 

実際に次亜塩素酸水を噴霧して人体にかけるといったところもあるようで、それで炎症を起こしたり呼吸困難になったりという被害も出ているようです。

 

記事中にもありますが、経済産業省から注意喚起のファクトシートが出されています。

https://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200529005/20200529005-3.pdf

病院や保育園などでも噴霧しているという例があるそうで、危険な状況になっているのでしょう。

 

なお、二酸化塩素を放出し着けているだけで周囲を除菌するというものも販売されていますが、これもまったく効果は期待できないようです。

 

人々の不安があるところ、必ず出てくる商法でしょう。