「ヘリウム」の供給が減少し、研究機関などに大きな影響が出ているようです。
様々な用途に用いられているヘリウムは、天然ガスから製造されているために多くはアメリカから供給されていたそうですが、アメリカが戦略物資としての位置づけから輸出を禁止し、もう一つの供給国カタールも国際紛争の影響で輸出が滞りがちということです。
ヘリウムの使用は、病院のMRI装置や光ファイバー、半導体の製造に多いということですが、極低温での超電導研究や、観測用気球にも用いられているということです。
研究機関などでは、研究の継続が困難というところも出るとか。
米中の貿易戦争では、中国がレアアースを禁輸してしまうのではないかという不安もありました。
高度に資源活用をしている現代社会では、どこに資源の供給不足の影響が出るか予測しきれないところもあります。
技術開発の最初から、資源供給を考えて行う必要があるのですが、なかなかそこまでは考えが回らず、技術が完成してから代替資源への変換を慌てて行うということも多いのではないでしょうか。
蓄電池原料資源なども、大きな不安があります。
早くからその対策を考えておく必要があるでしょう。
まあ、無理でしょうが。