爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「ブッダのいる女子会」Lotus8編集、柾屋光里監修

やはりまだ女性は言いたいことがあっても中々言えないのでしょうか、「女子会」というものがあります。

そこでは男抜きで女性の本音が語られるのでしょうか。

 

恋愛や家族、仕事の悩みなどその話題は広いのでしょうが、悩みが尽きない以上話題も尽きないのでしょう。

 

もしも、その女子会に「ブッダ」が居たとしたら。

ブッダ(仏様ですね)は2500年前に仏教を作り出したのですが、その布教のあいだ、多くの人々の悩みを聞き、それに答えたということが知られています。

もしも、ブッダが現代に居ればそのようなことをしたのかもしれません。

 

もちろん、架空の女子会でしょうが、女性たちに加えて尼さん、そしてブッダ(これは男性でしょうが)が参加しての女子会、その中で話される彼女たちの悩みにブッダが本質的な解答をして、それに尼さんが解説を加えるという形で語られていきます。

 

お悩み「言いたいことが人前だと言い出せないんです」

ブッダの言葉「自分のことは自分次第でどうにでもなる」

尼さんの解説「言えなかった理由は、遠慮したから?何よりも自分自身を思ったとおりに操らなければ」

 

お悩み「失恋の辛さから立ち直れません」

ブッダ「あらゆるものは移り変わる」

尼さん「この世には”自分のもの”はないのです。恋人も財産も、自分の命さえ自分のものではなく思い通りにはなりません。それを自分のものと思うから苦しくなったり悲しくなるのです」

 

このように、悩みに答える活動は仏教にとっても必要なものなのでしょう。

 

ブッダのいる女子会 よいのです。人生は悩めるものなのです。

ブッダのいる女子会 よいのです。人生は悩めるものなのです。