文科省の高級官僚の逮捕者がまた出たというスキャンダルです。
この前の息子の裏口入学というのも情けなくなるほどのバカバカしい贈収賄事件ですが、これも語る気も無くなるほどの事件です。
政治家はすぐに金に手を出すというイメージで、ダーティそのものですが、日本では官僚は「天下りさえ認めておけば」(これも相当な問題ですが)贈収賄には手を出さないのではといった諦め感がありましたが、そのわずかな信頼?も簡単に崩してくれるようなことが起きています。
その金額などを見れば、彼らの地位と収入を棒に振ってまで行うようなものではなく、結局は緊張感がまったく無くなっているということなのでしょう。
上記記事の文相も、前の事件関連の財務相も、責任感のまったくない答弁に終始しています。
あの民主党内閣は官僚にケンカを売ってあっさりと返り討ちにあいました。
自公内閣はそれを他山の石とし、?官僚の行動には極力触れずにそのかわり自分たちの活動に力を借りるというこれまでも取ってきた戦略をさらに強化したように見えましたが、その弊害がここに来て何倍にも膨れ上がって帰ってきたのでしょう。
森友加計学園問題のときも何度も強調しましたが、この国の政治は政党のバカさ加減よりより以上に、官僚の暴走でなし崩しに破壊されようとしています。
厳正な態度で処分し、今後はより厳しい制度をもって取り締まるという覚悟を見せなければ自壊してしまうように見えます。