だんだんと夢に出てくる舞台が時間をさかのぼっていくように思います。
これは何らかの心理や体調の現れなのか、よくわかりませんが。
今回の夢の舞台は、少年時代に暮らした神奈川県の海岸地方の町です。
とは言っても、自分自身が少年というわけではないようです。
かと言って今の老年でもありません。まだ身体の自由は効く程度の年なのでしょう。
湘南海岸というと知らない人は砂浜だけを思うかもしれませんが、ちょっと奥に入ると結構小高い丘や急な坂道などもあるところです。
しかし、夢に出てきた場所は実際にはなかったような急峻な山道です。
そこを自転車で疾走します。
まあ登り坂は相当大変なはずですが、そこは夢ではカットされています。あくまでも下り坂をブレーキもかけずに高速走行。
その後、駅に出て買い物をするのですが、自転車を置いておく場所がなくウロウロするという変にリアリティーがある夢です。
この町に引っ越したのは、父親がようやく転勤生活を終えて定年間近になって自宅を建てた時でした。
今から50年以上前のことで、当時は東京からも結構遠いということで人や車も少なく落ち着いた町でした。
自分も小学校高学年、買ってもらった自転車に乗ってあちこち遊び回ったものでした。
その頃はまだ家もまばらで、松林の中に舗装していない砂だらけの道もあるという状況で、自転車のタイヤが砂にめり込んで倒れそうになることもありました。
夢に出てきたような急坂はさすがに実際はなかったのですが、それでも5m程度の高低差のある坂などあって、友達と自転車で駆け下りるということもありました。
今では車の通行が多くて危なくなりましたが。
両親も亡くなりその町に帰ることもぐっと少なくなりました。今年は高校の同窓会を開催予定という報せがきましたが、どうしようかな。