「環境問題を考える」というサイトで以前から二酸化炭素温暖化説を痛烈に批判されてきた近藤邦明さんですが、最近は政治問題についての論評の方に切れ味があるようです。
今回のサミットに伴うアメリカのオバマ大統領の来日と広島訪問について批判をしています。
http://www.env01.net/fromadmin/contents/2016/2016_04.html#n1106
オバマ来日のまさに直前に沖縄で軍属による女性の暴行殺人事件が起きました。安倍との会談の冒頭もそれを話さなければならないのはもちろんだったのですが、型通りの抗議をするフリと、遺憾の意を表すフリだけに終わり、翁長沖縄県知事が要望していた日米地位協定に関する問題などはまったく取り上げられもせずでした。
翁長さんが言っているように、日本は依然としてアメリカの属国であることは明白です。
さらに、広島訪問という猿芝居、あの冗長で何を言っているのかよくわからない演説もパクスアメリカーナの遂行のためには核廃絶はできないということでしか無いという、簡潔な要約がされています。
オバマと握手し、抱き合って涙を流す被爆者の姿はブラックユーモアでなければ惨劇としか言えないというのは正当な見方でしょう。
この結果として世論調査がされたのですが、その中でオバマ広島訪問を評価するというのが98%、内閣支持率も上昇ということになっています。
近藤さんはこの結果について理解不能とされていますが、私は理解できます。日本人の多くはその程度のものです。安倍最低内閣にふさわしい国民ということです。