爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

”賀茂川耕助のブログを読んで”No.1121 ギリシャ国民投票

ギリシャの情勢は混迷していますが、なぜそのように債務が膨らんだのかというのが引っかかっていました。賀茂川さんのブログhttp://kamogawakosuke.info/2015/08/17/no-1121-%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%A3%E5%9B%BD%E6%B0%91%E6%8A%95%E7%A5%A8/#more-5366ですっきりです。

もともと財政赤字はあったものの、2001年にユーロ導入の際に財政赤字3%以内と言う条件がクリアできなかったためにゴールドマンサックスから融資を受けて粉飾決算をしたということです。その返済のためにさらに赤字が膨らんだということで、ユーロ圏加入のための条件が回りまわって債務返済の不履行にまで広がってきたということです。

他の途上国への貸付というものもどれも先進国金融機関の利益となるばかりで途上国開発にはつながらず債務返済の重圧が重くなるばかりのようです。それに陥ったギリシャ問題がEU自体をも揺るがすようになるとは、自業自得かもしれませんが、アメリカの役割を考えると金融資本の世界支配の一環とも取れます。そこにEUも逆らえなくなっていくのでしょうか。