もうあまりニュースバリューが無くなったためか、あまり大きく報道されることもなかったように感じますが、一応G20会議が行われ、その場で日本の安倍総理は各国首脳と会談を行いました。
賀茂川さんも、その中でも特に中国の習近平主席との会談について強調しています。
中国の提唱する「一帯一路構想」に、日本も協力するといった方向での話となったようですが、これにはアメリカのペンス副大統領は「債務外交」だと非難したということについても触れられています。
実際に、マレーシアやパキスタンは債務が大きすぎるとして一帯一路プロジェクトを一時棚上げしたという話ですので、そういった一面はあるのでしょうが、それでも多くの国を巻き込んでの大きな構想で動かそうという中国の意志は変わらないでしょう。
賀茂川さんは、「アジア諸国も、自分たちの成長のもとは米国ではなく中国にあると分かっている。米国から戦闘機を買う約束をした安倍首相も、それをよく分かっているはずだ。」と結んでいます。
「安倍首相もよく分かっている」かどうかは疑問のようにも思いますが、この後しばらくはアメリカと中国の確執に振り回されそうなのは間違いなさそうです。