爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

東芝で不正経理1500億

東芝ではこれまでも長い間不正な経理操作が続いており、架空利益が1500億というとんでもない額に及ぶという報道がされています。
それだけやっても会社が潰れないということも驚きですが、報道される内容もひどいものです。

売り上げが上がらない、利益が少ないといっては部門長などは経営陣から責められる日々が続いたとか。それだけで経営をしているというのなら、なんと楽な仕事でしょうか。
日本有数の電機メーカーがこのような内実であったということは情けない限りの話です。

数年前まで私の勤めていた会社は東芝などと比べると数百分の1程度のちっぽけなものでしたが、それでも経営陣と言われる人々の「指導」はひどいものでした。コンサルタントという輩の言葉に右往左往して社内への指示もあちこちにぶれ放題。しかもその基礎となっていた経理の数字がまったくいい加減なものだったということも後から分かりましたが、それでも東芝ほどではなかったようです。
だいたい、そんなに多額の粉飾決算をする前に潰れてしまいかねないほどでした。

他の会社は大丈夫なんでしょうか。
そして、こんな会社を助けるために円安誘導の政策をやったのでしょうか。
こんな会社では利益が上がっているから労働者配分を増やせなんて言われても困るだけだったでしょう。