将棋棋士で観戦記者であった東さんですが、チェスに魅せられ日本チェス協会設立の発起人にもなり、1965年には第2期日本チェス選手権も取られたそうです。
東さんが1975年に初心者向けに書いたのが本書で、2010年に新装版として再度出版されました。
私も将棋は結構やったことがあるのですが、チェスは駒の動かし方は覚えたもののゲームまではまったく至らずのままだったのですが、最近コンピュータのチェスゲームをするようになり、五里夢中のままやっていましたがなかなかっコンピュータの最弱レベルにも勝てないものでちょっと定石でも見てみようかと本書を読んでみました。
将棋では陣形が穴熊のような低いものもあり、また位取りと言って高く組み上げるものもありますが、チェスの場合はどうすれば良いのか見当もつかずなんとなく位取りにしていましたが、どうやら定石ではキングの前のポーンはほとんど動かさない方が良さそうです。ルークもあまり活躍はせず、ナイトとビショップが主人公になるようです。
将棋では珍しい例であまり出くわすこともないのですが、「頓死」というものがあります。どうやらチェスでは注意しないと頓死に至ることが結構ありそうです。
チェスもいろいろと奥が深そうなのでもう少し色々と調べてみようかと思います。