爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「食べる。」中村安希著

著者の中村さんはバックパッカーとして世界数十カ国を旅行され、その旅行記も出版されてかなり話題になっている方のようです。

この本は、その旅行の中で食について特に印象的なものをまとめたものと思いますが、ほとんどが家庭での食べ物についての詳述です。通常ではなかなかそこまで家庭に入り込むことも難しいでしょうが、それぞれの国で知り合った人の家を訪れ、振舞われた食事を食べ、酒を飲んでいます。

まあ、相当危険なことにも遭っているのではないかと思いますし、食物も相当危険でしょうね。普通の人にはまねができないことでしょう。
スーダンで、脱水症状を起こしながら地元の人がくれた水を美味しいと思って飲み、その土とカビの味が良いなどという境遇にはなかなか至れないものでしょう。
怖いもの見たさなら読んでも良いかなという本です。