弁護士の間川さんがよくテレビや雑誌などで話題になる社会のあれこれ(事件以上以下もふくめ)が法律的にはどのような扱いになるかを解説したものです。
例えば、飲酒運転の検問に引っかかった時にその場で酒を飲んでしまうと言う話がありますが、それは単なる都市神話ということだそうで、飲酒運転かどうかの立証は決して血中濃度だけで行われるわけではなく、(またその場で飲んでもすぐに血中濃度が上がるわけではない)結局さらに警察や裁判所の心証を悪くするばかりということです。
また、芸能人などで結婚離婚、隠し子の認知などいろいろの話題は常にマスコミに溢れていますが、実際のところどのような法律が関わっているか、正確には知らないことが多いようです。
本書中にもありますが、法律と言うものは知らなかったからといって許されることは無く、知っているほどいざと言うとき得をするようなので、できるだけ正確な知識を得ておく方が良さそうです。