爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「出身地がわかる!気づかない方言」篠崎晃一著

東京女子大学教授篠崎先生の著書です。方言がさまざまという本はたくさんありますが、その地方の人たちが方言であることを自覚して使っている場合と、自覚せずに共通語と思って使っている場合があります。
自覚しない場合は東京などへ出てきた場合につい使ってしまって周りに変な目で見られるということは良くあることで、誰でも覚えがあるのではないかと思います。

そのような言葉はどんなものがあるのかというのがこの本で、たとえば熊本で「あとぜき」というのは有名な言葉で扉をきちんと閉めておけという意味ですが、これは他ではまず通じないのですが、東京に出てもつい使ってしまうかどうか、というところです。

特に、同じ形の言葉で共通語では別の意味という場合はそのような例が多いかもしれません。