東京女子大学教授篠崎先生の著書です。方言がさまざまという本はたくさんありますが、その地方の人たちが方言であることを自覚して使っている場合と、自覚せずに共通語と思って使っている場合があります。
自覚しない場合は東京などへ出てきた場合につい使ってしまって周りに変な目で見られるということは良くあることで、誰でも覚えがあるのではないかと思います。
そのような言葉はどんなものがあるのかというのがこの本で、たとえば熊本で「あとぜき」というのは有名な言葉で扉をきちんと閉めておけという意味ですが、これは他ではまず通じないのですが、東京に出てもつい使ってしまうかどうか、というところです。