爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1126 世界同時株安

少し前に世界の経済に大打撃を与えた中国の株安ですが、今のところ少し落ち着きを取り戻しているようには見えます。 しかし、賀茂川さんの指摘によると大きな経済の動きを内に秘めているようです。 No.1126 世界同時株安 | 耕助のブログ 中国は経済の不調…

庭のカボチャ

庭に捨てていたカボチャの種から芽が出て、放っておいたら花が咲きようやく小さな実が着きました。 もうさすがの九州でもかなり涼しくなってきたのでこれ以上育つかどうかは分かりませんが、植物の生命力を感じます。

「甲子園が割れた日 松井秀喜5連続敬遠の真実」中村計著

1992年8月、甲子園での全国高校野球選手権大会での松井秀喜の星稜高校が高知の明徳義塾高校と対戦、大会前から非常な評判であった松井を5打席連続敬遠と言う策で封じ込めた明徳が勝利しますが、対戦中から観客の非難は激しく試合中に物が投げ込まれた…

一億総活躍ってなに?

安倍内閣改造が終わり、また変なことを言い出しました。 「一億総活躍」なるものを打ち出し、担当大臣も決めたそうです。 さっそくテレビでもそれを取り上げ、ネタにしている人がいました。日本の人口は1億2300万人なので、残りの2300万人の方に入…

「亡国の集団的自衛権」柳澤協二著

著者の柳澤さんは防衛庁に入庁後諸局長を歴任、2004年から2009年までは内閣官房副長官補として政府中枢でも活躍されたという、防衛政策に関してはこれ以上ないほどの専門家と言えると思います。 その著者が安倍内閣が進めた安保法制整備、とくにその…

大村智先生がノーベル賞を受賞した業績について補足

北里大の大村先生がノーベル賞を受賞したというニュースは日本中を飛び交いました。(翌日の物理学賞で少し興味も分割されてしまいましたが) 大村先生の受賞の業績に近い仕事を以前私もやっていたということは書きました。 その眼から見るとテレビなどの報…

TPP交渉妥結

ノーベル賞のニュースで少し影が薄くなっていますが、アメリカで行われていたTPP交渉が妥結したそうです。 新聞の論調は相変わらず経済界は歓迎、農家は不安で酪農家は廃業の危機といったものだけですが、以前にも取り上げたように一番の問題点はISD条項と思…

「ゲランドの塩物語」コリン・コバヤシ著

ゲランドの塩とはフランスブルターニュ地方で海水から天日で作られる天然塩で、美味で料理の味を上げると言われているものです。 その塩について日本出身でフランス在住の著者が解説をしているのですが、その塩としての性質の良さを強調するのかと思っていた…

大村智先生にノーベル医学生理学賞

北里大学の大村智先生がノーベル賞受賞が決まったと今日のニュースでやっていました。 土壌から分離した微生物の作り出したエバーメクチンが寄生虫病の治療に役立ったことが授賞理由だそうですが、私自身それに類した(程度ははるかに違いますが)仕事をやっ…

「防災・減災につなげる ハザードマップの活かし方」鈴木康弘編

水害や地震・火山などの災害に対してハザードマップというものが作られ、行政から配布されているということは判っていましたが、このところの天災の多さにその重要性は増すばかりです。 本書は今年の3月出版で、名古屋大学減災連携研究センター教授と言う編…

ヤマザキパンはなぜカビないか 続編 FOOCOM.NETより

FOOCOM.NETの松永和紀編集長は以前から「ヤマザキパンはなぜカビないか」というテーマをシリーズで書かれていますが、最新記事ではその続報を「山崎製パン かびさせないもう一つの技術」と題して掲載しています。 山崎製パン カビさせないもう一つの技術 | F…

「海と湖の貧栄養化問題 水清ければ魚棲まず」山本民次・花里孝幸編著

広島大の山本さん、信州大の花里さんが中心となりほかに琵琶湖や瀬戸内海の水産研究センターなどの方を執筆者としてまとめられたものです。 戦後に海外からの肥料・食料の大量の輸入にともない多くの排水に含まれる栄養成分で近海や湖が富栄養化し、アオコな…

「ほんとうの復興」池田清彦、養老孟司著

池田さんと養老さんの共著の本と言うと「ほんとうの環境問題」というのを先日読みましたが、世評はいろいろと言われていますが、すべてを認めるわけにはいかないものもかなりの部分はまともなことを言っていると感じます。中にはこれはちょっとというところ…

安倍国連演説の波紋

安倍首相が9月29日に国連で演説したことについては、ほとんど聴く人も無く空席が多かったことを揶揄する向きもありますが、内容についての批判がマスコミにはあまり見られないようです。 しかし、日経ビジネスに鶴野充茂さんが書かれているように、「難民支…

フォルクスワーゲン不正

ドイツのフォルクスワーゲン社(VW)が排気ガス規制をクリアするために特殊なソフトを入れて普段は高い排出量を排気ガス検査をするときだけ低くするように操作したそうです。 数日前の旅行出発以降、テレビニュースしか見られない環境になったのでやや情報不…

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1125 再生エネルギーへのシフトを

いつもの賀茂川耕助さんのブログですが、今回は石油業界の危機的状況についてです。 No. 1125 再生エネルギーへのシフトを | 耕助のブログ 1バレルあたり40ドルを割るという数年来の安値で石油業界は軒並み収益悪化しているということです。 特にシェールオ…

「近藤誠の”女性の医学”」近藤誠著

ガンでも医者で治療を受けずに放置した方が良いという主張で有名な近藤誠さんの著書です。 どうもお名前が親近感のある感覚だったのですが、考えてみれば新撰組の局長が近藤勇、旗が「誠」の一文字だったんですね。そのせいでもないでしょうが、非常に攻撃的…