爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1191 テロとは何を指すのか

賀茂川耕助のブログ、最新記事は「テロとは何を指すのか」です。

kamogawakosuke.info

アメリカのIT大手のマイクロソフトフェイスブックツイッター、ユーチューブの4社が共同でテロ対策を行うこととなったそうです。

 

もちろん、何をやるかと言えばネットなどでの情報の流れを監視し、テロの兆候が見られれば当局に通報するということなのでしょう。

 

日本でもつい先日、国会で「テロ等準備罪」の成立をやり遂げました。

 

しかし、賀茂川さんの指摘にもあるように「テロって何」です。

イスラム教過激派組織のように、一般人の殺傷をも目的とする行為をする集団がテロリストというだけなら簡単なように思えます。

 

元々、テロリズムというのはフランス革命時の革命派が行なった恐怖政治を呼んだそうです。

つまり政治権力者が反対者を暴力的に弾圧することから始まったのですが、現在ではテロリズムの定義すら数十以上あり、どれもが自らに都合の良いように決めているだけのようです。

 

テロリストを取り締まるという名目のもと、全国民を監視する体制がいよいよ強化されることになりました。

賀茂川さんがあげているように、まさしくオーウェルの予言した「1984」の世界がやってきます。

 

大切なことは電話やメールなど使わずに会って話すということが重要になってくるかもしれません。

 

お酒の話 酒会社での体験 その6 酒税

日本ではお酒には酒税という税金がかかっているということは誰でも知っていると思いますが、細かくはわからないものと思います。

これも仕事をやっていく上では大変なものでした。

 

酒税は現在ではそれほど大きな位置を占めるものではありませんが、明治時代には国税のかなりの割合を占めていました。

1902年には国税全体の42%であったそうです。

そのため、その取締も非常に厳しいものでした。

 

酒税は「蔵出し税」と言われ、消費税などが最終消費者が払ったものを小売業者が納入するのに対し、「製造業者が出荷した際に課税される」という特徴を持っています。

このため、国としては取りはぐれが少ないという利点があるのですが、製造業者に一番負担がかかるということになります。

これは納税義務があるということだけではなく、様々な記録をきちんと残して置かなければならないということでもあり、そちらの負担も大きなものでした。

 

就職して工場に赴任した頃はまだ、工場内に税務署署員の駐在施設というものが残っていました。

当時はさすがに常駐の署員という制度は廃止されましたが、かつては何かする度にここに署員を呼びに来たということでした。

 

しかし、常駐の税務署員という制度がなくなった代わりに、製造者側の記帳義務はさらに厳しくなりました。

原料購入から始まり、それを使っての発酵生産、出来上がった酒類の数量、貯蔵中の減少(蒸発)、充填包装時の減耗など、ありとあらゆる記録を取っておくわけです。

 

数年に一度は国税局による酒税検査というものがあり、その時には会社を挙げての対応に追われたものでした。

 

酒税の事務というものは、すべて酒税法とそれに関連する施行令、施行規則などに書いてあると考えられるかもしれませんが、そういうものではなく、実際の運営は税務署に一々聞かなければ分からないということが常でした。

そのため、税務署に何か問い合わせる際は必ず記録係を置いてあちらの言うことをそのまま記録するということもやっていました。何しろ文書ではくれないもので。

 

私のやっていた品質管理業務での酒税との関わりでは、毎日実施する「利き酒」(味見)用のサンプルの問題がありました。

一回に数百mlといった程度の量ですが塵も積もれば山となるです。

その記帳がなかなか揃わずに苦労したものでした。

他の会社では、その分は「課税」してしまい処理するという話も聞きました。そうすれば幾分かは楽になるようです。

 

会社では酒税事務というものをなかなか整理することができず、昔からの申し送りで決めたというようなやり方が残っていました。

そのため曖昧な点が多く問題も発生しましたので、その頃に酒税に関して勉強し直し「酒税事務マニュアル」のようなものを作り直そうということになりました。

 

その仕事も一番暇そうな私のところで担当するということになり、苦労しながら作ったものです。

しかし、その職場を離れてしばらくしてから、まだ勤務していた後輩に聞いた所「マニュアルまだ使っています」と言われ非常に嬉しく思ったものでした。

 

「くらべる時代」おかべたかし文、山出高士写真

以前に「くらべる東西」という本を読みましたが、その同じメンバーで今度は「昭和と平成」の比較です。

 

平成もすでに29年になりましたが、まだ人生の半分以上は昭和という私にとっては、昭和の風景というものは子供時代、青春時代、新婚時代のすべてを含むものです。

 

本書は、昭和らしいもの、平成らしいものを食品、日用品に留まらず特色を活かした写真で示しています。

 

なお、昭和といっても当時に撮った写真ではなく、現在に残っているものを撮影したものだそうです。

 

 

「屋上」という写真では、デパート等の屋上に設けられている施設を載せてあります。

昭和では何と言っても遊園地でしょう。

私の子供の頃から、そして平成に入ってもしばらくはデパートの屋上遊園地というのは楽しいものでしたが、今ではすっかり少なくなってしまいました。

現在の典型的な例は植物を植えた緑地だそうです。それも悪くはないけれど。

なお、写真に撮影された屋上の観覧車は、東京鎌田の東急プラザ「かまたえん」だそうで、3年前に営業休止をすることになったのですが、存続を望む多くの声でリニューアルオープンしたそうです。

 

「カメラ」では、なんといっても昭和はフィルム、平成はデジタルです。

出来上がりの写真の特性はフィルムかデジタルかの違いというよりは、その他の機能の変化によるものが多いそうで、一概に「フィルムだからどうの」とは言えないそうです。

しかし、カメラマンの山出さんが久しぶりにフィルムを使って驚いたのが「1本1350円」という値段と「現像に仕上がりまで2日間」かかると言われたことだそうです。

かつては値段も半額程度、現像は2時間で仕上がっていました。

 

「公園遊具」、かつては回転遊具が全盛でした。どこにでもあったのですが、事故が起こることから避けられるようになりました。現在ではぶら下がり器具などの「健康遊具」というものが多いそうです。

なお、どこにでもあったのがコンクリート製の滑り台を中心とした遊具で、それによって「タコ公園」とか「かいじゅう公園」と呼ばれていたそうです。

そう言えば、うちも子供の小さい頃にタコ公園とか汽車公園とか行きました。

 

「寿司の変化」昭和の寿司はシャリが大きかったそうです。そして、1人前は握り6カンと巻物というのが普通だったとか。

それが平成でも近頃はシャリが小さくなり、ネタの種類が増え、10カンが1人前というのが普通になったそうです。

 

くらべる時代 昭和と平成

くらべる時代 昭和と平成

 

天皇退位も決まりそうで、 近々平成も終わりになるでしょうが、そうなると平成を懐かしむという本も出るんでしょうね。

 

健康食品?プエラリア・ミリフィカに健康被害

今週の「安心?!食べ物情報」には、健康食品として販売されている「プエラリア・ミリフィカ」に健康被害続出として、国民生活センターが注意喚起、消費者庁も措置命令を出したということが取り上げられていました。

 

プエラリア・ミリフィカとは、東南アジアのタイやミャンマーに自生する植物で、マメ科の葛(くず)に類縁のものということです。

その根に女性ホルモンに類似の物質を含むようで、それがバストアップに効果という謳い文句で売られているようですが、月経不順や不正出血といった婦人科特有の副作用の危害事例が多数起きているようです。

 

「安心?!食べ物情報」の渡辺さんも触れられているように、どうやらこれには本当に「薬効」がありそうです。

だからこそ、副作用も強いということなんでしょう。

きちんと、「薬品」として効果と副作用、毒性を検証し、使われるべきものです。(使えるとすれば)

健康食品などといって、いい加減な姿勢で販売するべきものではないでしょう。

 

なお、渡辺さんは、他の健康食品も対比させ、

健康食品一般について、効果もないものを売りつけているという
批判がありますが、私はいつも、効果がなくて、危険性もないのが
よい健康食品だと主張しています。

 そういう意味で「水素水」などは普通の価格で売られている限り、
理想的な健康食品なのです。

と書かれています。

毒にも薬にもならないのが健康食品、それを踏み外してしまったのがこの植物だったということです。

 

 

今週の記事には他にもこの時期には毎年のように繰り返される「小学校でのジャガイモ食中毒」の速報も書かれています。

学校で栽培したジャガイモを収穫し茹でて食べるのですが、ジャガイモの芽や青い皮に含まれる「ソラニン」で食中毒を起こすということを、教師が知らないまま子供たちに食べさせてしまうという事故が必ず毎年どこかで起きています。

これは毎年おなじみですね。いつになったら教員の間でソラニン
の危険性が共有されるようになるのでしょうか。

 学校の先生がものを知らないことには定評があるので、上から情
報を強制的に伝える必要があると思います。

これも渡辺さんの書かれている通りです。いつになったら收まるのでしょうか。

 

 

「みんなで決めた 日本一の朝ごはん」美味しい朝ごはん調査隊編

実は最近、本の書評を紹介するというサイトに参加しているのですが、そこでは出版社から貰った本をタダで配布しその書評を書くということもしています。

 

この本はそれで貰って書評を書いたものです。(そちらの書評と、ここで書くものとは別です。こちらはより本音に近いことを書いておきます)

 

この本は、昨年行われた「朝ごはんフェスティバル2016」という、日本全国の旅館・ホテルなどで出される朝ごはんメニューの中から「日本一」というものを選んでしまおうという、楽天トラベル主催のイベントの記録です。

 

イベントの形式は、ネットでの投票で各都道府県代表を決定し、それを10月の実食対決で選ぶというもので、実食対決も2日間にわたり、一般参加の1日目と、特別審査員のファイナルステージで決定したということです。

 

エントリー数は1500で、観光地の旅館ホテルばかりでなく市街地のシティーホテルも参戦していました。

この本にもそれらの中から448メニューを紹介されていました。

ただし、観光旅館などでは朝からこんなもん出すのと言うような豪華版もあるのに対し、市街地のホテルなどはそこまでの内容ではなくどちらかと言えばパンの美味しさで勝負といったところが多いようでした。

 

優勝したのは、山形県温海温泉の旅館の、芋煮をイメージして作られた芋煮汁のメニュー。それを岩のりを使った吟醸茶漬けと合わせたものでした。

 

さて、後半で紹介されているホテルなども、さすがに地域では有名どころ、高級風なところばかりでしたが、それでも何箇所はこれまでに泊まったことのあるホテルなどが含まれていました。

ただし、「こんな朝食メニューなんて出なかったよ」と言うところですが。

 

具体的には、石川県金沢の 金沢白鳥路ホテル山楽の「加賀れんこんと鳥手羽元のほろほろ煮」というものです。

まあ、そのときは前夜に飲みすぎて朝食は食べられなかったので、仕方ないですが。

 

兵庫県淡路のホテルニューアワジにも泊まったことがあるのですが、掲載の「地魚干物の炙り」なんていうのは食べませんでした。まあこれもバイキングで洋食メニューばかり食べていたのですが。

 

まあ最近はめったに旅行にも出かける機会が無くなってしまいましたが、宿の朝ごはん目当てなんていう旅も良いかもしれません。ただし、あまり期待して行ってがっかりということも多そうですが。

 

みんなで決めた日本一の朝ごはん

みんなで決めた日本一の朝ごはん

 

 

 

「その〈脳科学〉にご用心」サリー・サテル&スコット・O・リリエンフェルド著

脳科学という分野が発達し、色とりどりの脳画像と称する絵をあちこちで目にするようになってきました。

リアルタイムで画像が見られるために、いろいろな質問をしたり、映像を見せたりした場合の脳の反応といったものを得られるようになり、それを様々な分析に供するといったことを実施するのがブームのようになっています。

 

しかし、その科学性というものはそこまで深く討論されていないようです。

にも関わらず、「アフマディネジャド」の画像を目にした人の脳の反応を見て、活性化したなどとしてそれが何かの意味があるかのように主張する人たちも居ます。

また、アメリカの例ではこれを殺人事件の裁判などに取り入れ、被告が精神的な障害があることを証明して刑の減刑や無罪を得ようという動きも延々と続いているようです。

 

このような状況について、アメリカの精神科医であるサテルと、心理学者のリリエンフェルドが具体例を数多く挙げて説明しているというのが本書です。

 

1980年代に、脳の機能的画像としてPET(陽電子放射線断層撮影法)が出現しました。それから10年も経たない内に、さらに機能を増した「fMRI」(機能的磁気共鳴画像法)が実用化されました。

こういった技術により、様々な状態の人間の脳が観察できるようになりました。

 

この結果、いろいろな分野への応用が試みられ、神経法学、神経経済学、神経哲学、神経マーケティング、神経金融学などという新たな研究領域を産み出しています。

 

脳を研究すればこれまでに人類が立ち向かったうちでも最も深遠な謎、つまり人間そのものの謎が解明されるかもしれないという期待を込めての熱狂です。

 

ある科学者が言うように「脳画像は科学のシンボルとしてボーアの電子モデルに取って代わりつつある」のかもしれません。

他人の頭の中を覗いてそこに意味を見出すということができればと考え、有権者の意見を操作したい政治家、消費者が本当に買いたいものの知りたいマーケター、絶対確実な嘘発見器を手に入れたい警察、中毒研究者、精神病医、被告人弁護士などがこれに飛びつきました。

 

しかし、著書が強調しているのは、「今はまだ脳画像法はそのようなことは何一つできないのだ」ということです。今後の発達はするかもしれませんが、まだ実用的なものではありません。

 

外部からの刺激に答える脳の反応というものを見るというのが脳画像法の根本です。

しかし、そこにはある刺激をそれに反応する脳のある領域とが1対1で対応しているということを暗黙の了解としてしまっていますが、実際はそのようなことがあるはずもありません。

数多くの反応が複雑に絡み合っているものを、1対1に単純化してしまうという、およそ非科学的な手法を使ってしまっているのです。

 

このような、まだ現在のところは不十分な科学性しかもたない方法ですが、何とかそれを使って自らの都合の良い結果を科学の衣をまとわせて出したい連中にはもってこいのもののようです。

 

薬物やアルコールの中毒患者に適用すれば、その中毒症状と言うものは本人の責任から離れて脳の疾患のように見せかけられます。

また、殺人事件の被告の脳に何らかの異常があるように見せれば被告の責任を軽減できるように陪審員に信じさせることもできるかもしれません。

 

著者は、この脳画像法の可能性を否定するわけではないとしています。しかし、現在のこの手法はまだまだ科学的なものとは言えない状態であり、これを恣意的に利用して自らの論議を科学的に見せたいということはやってはいけないことであると主張しています。

 

本書はアメリカで2013年に発行されたものを2015年に翻訳し出版されたものです。日本の状況とは差があるかもしれませんが、どうせアメリカに遅れて付いていく日本のことですから、こうなるのでしょうか。

まあ「一見科学風」に弱い日本人のことですから、すぐに騙されることでしょう。

 

その〈脳科学〉にご用心: 脳画像で心はわかるのか

その〈脳科学〉にご用心: 脳画像で心はわかるのか

 

 

お酒の話 酒会社での体験 その5 品質管理業務

薬品部門から社内配転で酒類部門に移籍し、しばらくは製造技術サポートといった補助部門で慣れるようにウォーミングアップ期間を過ごしたのですが、いよいよその部門の人材難も厳しくなり、事業直結の業務を担当することとなりました。

 

とはいえ、すぐに製造管理は危ないと思われたのでしょう。

まずは品質管理業務からということです。

これにも原酒製造と包装(瓶詰め発送)の両方があり、原酒製造の方はそれほど難しいものでもなかったのですが、包装部門は難問山積のところでした。

 

酒類の包装も、食品の一種ですのでどこでも同様でしょうが、品質管理の要点としては、異物混入、表示、包装異常といったものが危ないところです。

酒類の場合はさらに酒税法上の規制がありますので、特にアルコール分に関連した事項は注意が必要です。

 

どちらの企業でも同様でしょうが、こういった問題点が製品の中に現れるかどうかという点には、「いくら経費をかけるか」が大きなポイントになってきます。

つまり、「コストをかければかけるほど、危険性が減る」ということです。

もちろん、いくらコストをかけたからと言って、きちんとしたオペレーションができなければ危険性の削減にはなりませんが、逆に「コストをかけなくても、きちんとやれば防げる(精神論です)」ということはほぼ成り立ちません。

 

たとえば、包装機器への投資をケチって老朽化した機械を使い続けたり、安物買いの銭失いをしていれば、それを原因とする包装ミスが頻発します。

さらに、工場の建物自体も衛生状態維持ができるだけの構造にするためには、かなりの投資が必要となります。それができる企業では衛生悪化の異物混入も減少します。

 

私の居た工場はこういった好条件とはほぼ真逆のところでした。

きちんとした設備と機器を使えば起こるはずもないことが頻発し、その対応に追われた時期でした。まあ、これも詳述は避けますが。

 

 製品クレームも頻発していましたが、その第一報は本社の担当部に入り、その後現場の工場担当者に調査指示が来ました。

その時の感触ですが、「ほとんどが勘違い、クレーマーも多数。ただし油断していると本当に危険な製品事故を見逃す」というものでした。

 

クレーマーと言われる人々も数多く、そういった人からのクレームもある程度似たような傾向がありました。

焼酎を購入し、一升瓶をほとんど空にしてから販売店に持ち込んで「味がおかしい」といったクレームを寄せる人というのも時々居たようです。

それでもこちらとしては異議を唱えるということもせず、代品として同製品を一本渡すということをしていたようです。

 

かと言って、いつもそういうものかと思って油断していると、本当に製品異常があったということもありました。

 香味異常というのも感じるかどうかは個人差が非常に大きく、毎日味を確かめている品質管理メンバーでも分からないような異常を指摘するお客さんも居たり、驚くこともありました。

 

あまり一般には知られていないことかもしれませんが、紙パック製品といっても牛乳のようなものとは酒用は素材そのものから違うものです。

商品の保管期間がかなり長いため、長期の保存にも耐えられるようにしているのですが、それもかなり難しいものでした。

ほんの小さなピンホールが開いていても、徐々に空気が入り込んでパックがパンパンに膨れる胴膨れという異常になってしまいます。中味にはほとんど関係がないのですが、非常に目立つために大抵の場合は酒販店から直接返品されました。

紙パックの成型は酒の充填と同時に行ないますが、接着部分は熱をかけて圧着します。

その温度が少し高かったりするとピンホールが空きますし、低ければ圧着不良で漏れが出ます。

なかなかコントロールが難しいものでした。