中国で「アフリカ豚コレラ」に感染した豚が発生し、感染は広がり始めているようです。
「アフリカ豚コレラ」は通常の「豚コレラ」とは病原のウイルスが少し違うようですが、やはり激しい病状を示し、感染すれば致死率100%ということです。
最初は北部の遼寧省で見つかったそうですが、その後どんどんと拡大し江蘇省や浙江省でも見つかったとか。
急速に感染が広がっているようです。
感染経路は、ダニによるウイルスの伝播や、直接接触ということで、その割に広範囲に出現しているのが怖いところです。
なお、「コレラ」という名はついていても、人間にコレラを発症するのはVibrio choleraeという細菌であり、ウイルス感染の豚コレラとはまったく関係がありません。
豚コレラは人間への感染はありませんが、もしも日本国内の豚に感染した場合は養豚業への影響が甚大ですので、なんとか防ぎたいものです。