爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

短大・女子大の学生数も学校数も急減、社会の動きなのでしょうが。

短大の学生数も学校数も急減しているという話です。

 

news.yahoo.co.jp共同通信の配信記事ですが、これを取り上げた熊日新聞では熊本県内の事情も含めた記事としていました。

 

学生数では2023年度に8万7千人、これはピークだった1993年度の53万人から84%減少です。

さらに学校の閉校も相次いでいるそうです。

熊本県内では短大は2校だけになってしまったとか。

 

職業意識の変化や4年制大学への移行といった解説がされています。

 

熊日の方では、短大の得意分野だった栄養士や保育士養成が4年制化していることなども取り上げられていました。

 

新聞記事では触れられていませんでしたが、かつての短大卒の女性たちの就職先として地元中小企業の事務職というのが大きかったと思うのですが、そういった職種も今は無くなったり非正規職員化されることが多いのも理由の一つでしょう。

 

4年制でも女子大というものの減少傾向が増しているそうです。

共学の方が好まれるようになったということでしょう。

 

かつての私の学生時代、もう40年以上も前になりますが、共学の大学とはいっても女性の比率は非常に低く、私の行った大学でも1割程度ではなかったかと思います。

大学進学率がまだ男女差がある時代でしたが、女性の進学先としてはやはり女子大や女子短大といったところが多かったのでしょう。

 

しかし当時は女子大生というのは何か魅力的な存在に見えました。

大学の学園祭の手伝いに誰かの交際相手の女子大生が来てくれたのですが、学内の女子学生とは全く違った雰囲気に驚いたものです。

 

短大・女子大の減少というのは時代の流れでしょうが、やはり何か淋しい思いがするのは昔を懐かしむ老人だからです。