マイナンバーカードをめぐる手続きでは非常に多数のミスが発覚していますが、熊本市ではさらに驚くような事例が起きました。
www3.nhk.or.jpマイナポイントの手続きに多くの市民が訪れて待ち時間も長くなったのを見ていた市の職員が申込者がなかなか操作ができなかったため、「自分のスマホ」を用いて手続きを手伝ったそうです。
しかし、そのポイントはそのままその職員の方に入ってしまい、申込者には届かなかったため不審に思ったその人が届け出て明らかになりました。
申し込み操作の意味を理解できていない職員がいるというのも情けない話ですが、しかしこのような「考えられないようなミス」が起きるのも国民全体を相手にするような場合には無いとは言えないものでしょう。
1万回に1回というのはかなり稀な発生確率でしょうが、それよりもさらに大きい対象であり、100万回に1回、1000万回に1回のことが出て来ているのが現在の状況です。
本来ならばこのようなことが起きてもそれを防御するシステムを構築していなければならなかったのでしょうが、「担当者の注意」が頼りなどと言うのはとても安全とは言えないものでしょう。
想像力も危機感もないシステム設計だったということです。