爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「知っておいしい チーズ事典」本間るみ子監修

私は結構チーズが好きで、昔から香りの強いナチュラルチーズでも食べていましたが、それでもどのようなチーズがありどういった特徴を持っているかという知識はあまりないままだったようです。

この本は世界のチーズをタイプ別に紹介したものですが、それでも知らなかったことが多いものです。

まさに「知っておいしい」ということになりそうです。

 

とはいえ、その内容はさほど専門的というほどのことはなく、素人が何となく理解できる程度ではあります。

まず最初にチーズの基礎知識として、そもそもどのようなものか、その歴史は、種類は、製造法は、栄養はといったことを簡単に説明します。

そこだけでも知らないことが続出なんですが。

その後はタイプ別に世界のチーズの実例を挙げています。

 

しかしチーズのタイプでもフレッシュや白カビ、ウォッシュといったものは聞いたことがありましたが、「パスタフィラータチーズ」とは初耳でした。

パスタという言葉がついているから、パスタ料理向きなのかといえば全く違いました。

「パスタ」とはイタリア語で「生地」のことだそうです。

そして「フィラータ」は「糸状に裂ける」こと。

つまり弾力があり繊維状に裂けるチーズのことだとか。

つまり、あの日本でもポピュラーになっている「ストリングチーズ」というのがこれにあたります。

そしてあの有名なモッツァレラチーズもこの一種なんだとか。

 

フレッシュチーズではマスカルポーネ、リコッタ、カッテージなど知った名前が多く出てきます。

日本人向きなのかもしれません。

 

白カビチーズではなんといってもカマンベール。

最初に食べた時は驚きましたが、その香りには魅了されました。

 

ブルーチーズもゴルゴンゾーラロックフォールといったものは有名でしょう。

ピザにこれを載せて焼いて後から蜂蜜をかけるというのも美味しかったのですが、うちの家内はまったく受け入れず、我が家では一回だけで終わりました。

 

ハードチーズでもエダム、エメンタール、グリュイエールと有名なものが続きます。

特有の香りがあるものもありますが、それがまた魅力でもあります。

 

まあ、こういったところに出てくる有名なナチュラルチーズはちょっと値も高いものですが、そこまでではなくとも安いものでも楽しめれば良いのでしょう。