先日の「電力需給逼迫警報発令」という事態は、多くの人々にとって大きな衝撃だったようです。
まだ?頑張っていらっしゃる舛添要一さんがこれについて「直言」されていました。
日本の電力安定供給体制が脆弱であるということを問題視しています。
世界のどこに「安定供給体制」を築いている国があるのか、よく分かりませんが。
ポイントは最後の所に箇条書きされています。
分かりやすい書き方で、さすがというところでしょう。
1,電力供給に余裕は不可欠、原発再稼働が必要。
2,再生可能エネルギーとやらに対する過度の期待は捨てるべき。
3,送電網の整備とともに、地域別の電力会社制度を見直す。
4,さらなる省エネ推進。
5,蓄電技術の開発と活用拡大。
ウクライナ危機に触れているにもかかわらず、「原発再稼働」はどういうことでしょうか。
ウクライナのチェルノブイリや現在稼働中の原発にロシアの攻撃があり、原発大爆発の大きな危険性があったのはどうするのでしょう。
2の「再生可能エネルギーへの過度の期待は捨てる」というのは大賛成です。
ついでに言えば、「過度の」は余計で「すべての期待は捨てる」と言うべきでしょう。
3,は全国的な送電網の再整備ということでしょうが、とにかく東西の周波数差というものをどうするか、このままで良いわけはないのですが、東京に合わせるだけではだめでしょう。
「55Hz」にするか?
5の蓄電技術は、可能な事と不可能な事があるという事実を評価できていないものでしょう。
全国的な電力需給に蓄電技術などどうやっても対処不可能でしょう。
省エネ推進は、省エネと言っている段階で不十分です。
「脱エネルギー」という感覚を持たなければとても未来の究極のエネルギー不足状況には対処できないでしょう。
まあ基本的なところはともかく、現状でやらなければならないことはあげられているかなというものでした。
しかしそれを成し遂げるだけでも様々な方面に大きな痛みを与える覚悟がなければできないことでしょう。
それをいかに計画的にできるか。
国政の確固たる意志が必要なのですが、無理です。