最近は反ワクチンネタが多い賀茂川耕助さんのブログですが、この記事は考えさせられるものでした。
元ネタはロイターのマーク・ジョンという人の記事ということです。
それによると、エデルマン・トラスト・バロメーターというところが20年にわたって政府・メディア・企業・NGOなどの信頼性を調査しているのですが、そこでは民主主義国家の信頼性が軒並み下落し、中国などの独裁国家では逆に上昇していたということです。
そこにはコロナウイルス感染拡大への対策がうまく機能していないことや、莫大な規模の経済対策が行われているにもかかわらず効果が上がっていないという認識があります。
また中国は極めて抑圧的な方法を取りながらも感染を事実上抑えているという実績が国民の評価を得ているのでしょう。
他の調査でも、「資本主義、政治的リーダーシップ、メディアに対する幻滅が高まっている」ということですが、感染症拡大という非常事態には独裁国家の方が効果的な対策ができるということはある程度の真実はあるものの、それをはるかに上回る欠点があることは当然のことでしょう。