大阪曾根崎新地の雑居ビルのクリニックが放火され、多くの死傷者を出すという悲惨な事件が起きました。
容疑者はこのクリニックに通っていた男と言うことですが、当人も危篤で病院関係者も死亡ということですので、何があったのかも分からないかもしれません。
放火事件ということですぐに思い出したのは、2年前の京都アニメーション放火事件ですが、これは作品の著作権をめぐる犯人の逆恨みだったようです。
それにしても、最近は心理的、経済的に追い詰められた果ての犯罪というものが多数発生しています。
2008年の秋葉原無差別殺人事件というものも衝撃的なものでしたが、最近でも10月の京王線刺傷放火事件、それを模倣した各地の電車車内での放火事件など頻発しています。
アメリカなど海外では失業者が増えると強盗殺人事件などが増加すると言われており、その点日本ではあまりそういった事件が増えないと言われていました。
しかし、どうやら日本も社会の耐性の限界を越えてきたのかもしれません。
こういった事件で捕まった容疑者が、「死のうと思った」とか、ひどい例では「死刑になるためにやった」などと話しています。
このような極限状態になった上での自爆的な犯罪というものがやたら目に付くようになってしまいました。
悲観的な予測ですが、まだまだこれからも続くでしょう。
何とかしなければならないはずですが、政府の手におえる事態ではなさそうです。