樹木がメタンを産するという研究が大真面目に行われているようです。
メタンは「温暖化効果」が二酸化炭素よりはるかに大きいということで、問題視する人も居るようです。
メタンはウシなどの胃腸の細菌から発生したり、土壌細菌などが産生すると言われてきましたが、植物も直接産生する作用があるということが分かってきたようです。
そればかりに着目し、「森林保護は温暖化に逆行する」などという極論を言う人も居るようです。
確かに森林がメタンを産生するということもあるのでしょうが、だからどうだというのでしょう。
まさか、「だから森林はすべて伐採しろ」とでも言うのでしょうか。
「温暖化」ばかりを考えているからこのようなおかしな議論が出てきます。
ちょっと立ち止まって議論の周囲を見直してみるということは有効なことですが、集団ヒステリーと化している世界ではその余裕はないようです。
なお、近藤邦明さんの「環境問題を考える」でも紹介されていましたが、温暖化対策と称して「家畜のメタン発生を抑える研究」とやらが行われているようです。
これもいかにも「温暖化対策」と結び付ければ研究費が貰えるとばかりに、畜産学研究者が参入したという思惑がありありと見えます。
https://www.env01.net/fromadmin/contents/2021/2021_02.html#n1353
温暖化と言えば何でもありという風潮はどうしようもないのでしょうか。