多くの医学部入試で不正が行われたということが大問題となっていますが、その中で順天堂大学が言い訳に使った「女子のコミュニケーション力」ということについて、多くの人々から非難が集中しています。
まず、この口実の根拠に使われた、アメリカのテキサス大学ローレンス・コーン博士の論文は、御本人がそのような内容とはまったく関係がないと否定しています。
そもそも、コミュニケーション力が大学入学時に女子と男子との差が大きいというのも確定した事実ではないでしょうし、男子はその後に上昇するからといってもそれが入試の点数と何の関係もないと思うのが普通でしょう。
結局は、使いやすい男子学生を多くしたいという、都合だけの話をごまかそうとしてさらに傷口を深くしてしまったようです。