大阪の地震は4人の方の死亡が確認され、負傷は数百人ということです。
色々な話が飛び交っていますが、これが「南海トラフ地震」の前触れかといったことはまず無いでしょう。
この地震は内陸の断層がずれたことによるものであり、大きなプレートの動きによる南海トラフは関係なしにいずれはやってくるものです。
ただし、内陸断層地震ということで、どうしても熊本地震との比較を考えてしまいます。
そういった趣旨の分析をしているところもあり、記事にもなっています。
weathernews.jp熊本地震の時のような激しい余震活動、そして遅れて起きた本震と言った傾向は見られないということです。
しかし、今回の地震に関係する断層の地図を見た時、どうも何か見たような覚えが。
熊本地震では、東西に走る布田川断層と北東から南西に延びる日奈久断層の接する付近で前震が起き、次いで布田川断層に沿ってより大きな本震が起きました。
ところが、今回の大阪の地震でも有馬・高槻断層帯の東側の端で18日の地震が起きましたが、それとほぼ直角に接する上町断層帯というのが大阪市中央部に伸びています。
この辺の位置関係がちょっと気になります。
内陸の断層帯では、一度破壊が起きれば歪が解放されかなり長い間落ち着くのですが、断層が重なり合った場所では誘発された地震というのも起きるのではないでしょうか。
まあ、無ければ幸運ということで、もしもに備えて頂きたいものです。