爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「知ってるようで知らない ものの順序」ことば探偵団

いろいろな雑学を並べてある、軽い読み物です。

一応、「順序」というものに絡めて説明されていますが、必ずしもそればかりでも無いようです。

 

通夜・告別式での拝礼の順序といったものから、結婚祝い、香典の額の順序、会議室・応接室の席順といったものなど、まあ知っておいた方が良いかなといったものが並んでいます。

 

しかし、そういったものは常識的なものであまり面白くもないので、最後の章の「役に立ちそうもない順序」のところを紹介しておきます。

 

ミイラを作る順序(古代エジプト方式)

脳みそを取り出す。

遺体の左腹部を切り内蔵を取り出す。内臓と体内にナトロンと呼ばれる液体をかけ、40日間おく。

体の空洞にリネンを詰め傷を縫い合わせる。

包帯を巻き、心臓の上にはスカラベを置く。黄金のマスクをかぶせる。

だそうです。

 

花魁と仲良くなる順序(たぶん江戸時代式)

茶屋を通すか直に郭に出かけて花魁を見立てる。

初回はまず結婚式のように盃を交わす。その後芸者を呼び遊ぶ。

2回めに通うことを「裏を返す」と言う。1回目と同じように芸者を呼んで遊ぶ。

3回目で「馴染み」になる。ご祝儀として「馴染み金」を払う。

専用のお膳と箸が用意され、それを用いて馴染みとなった祝の酒宴を行う。

それでようやく「床入り」となるが、野暮な客の場合はできない場合もあった。

これ以降は客は他の花魁と付き合うことはできなかった。

花魁はいいんかい。

 

まあ、どんなことでも知識が増えるのは良いことです。

 

知ってるようで知らないものの順序

知ってるようで知らないものの順序