爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

社会不安も政治暴走も、どれもエネルギー依存文明の崩壊の表れ

もちろん、書くことはあの法成立の件ですが、そのカテゴリーに「ニュース」「政治経済」に加えて「エネルギー文明論」も加えました。

 

私にはこのような社会の流れというものが、現代の「エネルギー依存文明」が崩壊する過程における断末魔のきしみのように見えます。

 

 

この年寄りの経験からみても、あの自民党絶対多数の時代にも見なかったような暴挙の連続ですが、その割には国民の反発の声が小さいようです。

研究費の兵糧攻めで取り込んだ御用学者たちや、政権応援団に化したマスゴミの連中への懐柔策がようやく威力を発揮したということもあるのでしょうが、それ以上に問題なのは、何の反応も起こさない大多数の国民の存在です。

 

彼らはきっと高度成長期からバブル期にかけての経済成長の幻想にまだ取り憑かれたまま、幻想の続きを見させてくれるアベノミクスの魔術に酔い続けているのでしょう。

 

つまり、ここに「経済成長の罠」があり、それは「エネルギー依存文明」の末路なのです。

 

 

ヨーロッパやアメリカで頻発するテロも、イスラム教とキリスト教の宗教対立に理由を求める動きもありますが、これも中東の石油というエネルギー依存文明の最大の要因が引き起こした政治経済の歪み(ゆがみなんていう表現ははるかに越えているのが実態ですが)に由来すると考えたほうが間違いがありません。

 

 

そして、すべての社会不安の根源であったエネルギー依存の麻薬がようやくエネルギー供給減少という形で切れようとしています。

 

人類の叡智でなんとかソフトランディングする道が無いかと思っていましたが、そんな夢も泡と消えそうです。

もっともっとひどい混乱が起きてくるのでしょう。

まだ序の口です。