爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

行ったことのある都道府県 福岡県その2

福岡にまたよく行くようになったのは大学を卒業して熊本に就職してからのことです。
就職した年の夏休みに帰省したのですが、その時はまだ一度も飛行機に乗ったことがなく、どうしようかと思っていたら東京出身の先輩が一緒に帰ろうということにしてくれました。
さらについでに福岡の先輩の家にも寄ってから行こうかと言う話になり、夏休み初日に福岡の大宰府の近くの先輩の実家にお世話になり、翌日福岡空港から東京出身の先輩と一緒に搭乗して羽田へ向かいました。

それからしばらくは実家への帰省の場合も福岡空港を利用することがほとんどでした。今でもそうですが、熊本空港は熊本市の東に位置し不便なところです。現在は県南の八代市からも高速道経由の空港行きバスが出ており格段に便利になっていますが、当時は電車で熊本駅まで行き、そこから空港連絡バスに乗り1時間以上かけなければいけませんでした。熊本市内から空港へも現在は第2空港線という道路ができてかなり早く行けるようになったのですが、それもない当時は北の方をぐるっと回っていくという状況でした。
福岡空港は今でも国内有数のアクセス良好な空港ですが、地下鉄が開通する前でも駅からバスで10分程度と非常に便利なところでした。特急で博多までは行かなければいけないということはありましたが、時間的には熊本空港からとほとんど変わらないか、かえって福岡経由の方が速かったのではないかと思います。
(もちろん、新幹線開通後の現在ではさらに時間的には福岡が優位なのですが、なにしろ新幹線の料金が高いので・・)
さらに、今では熊本羽田間の便もかなり多くなっていますが、やはり昔は福岡羽田便の数には圧倒されました。その選択の可能性も魅力でした。

その後は熊本にも出かけるようになって慣れてきて、熊本空港利用も増えてきました。また新しく道路ができて空港から駅までのバスの時間も短縮され便利になりました。
福岡空港利用はなんといってもJRの料金が高く、会社の出張ならともかく、私用ではなかなか使えないところでした。
しかし、会社勤めも最後になって石川県に出向となり単身赴任しましたが、そこからの自宅への帰省には小松空港からの飛行機が福岡しか使えないということもあり、たびたび小松福岡便を使うようになりました。
福岡空港も第2ターミナルの増設も行われ、さらに国際線ターミナルも分離されていますが、福岡小松便は昔の第1ターミナルで、以前に利用したころの面影が少しあるところでした。

九州で仕事をしていると、何かにつけ福岡に行くという用事ができることがあります。熊本からは当然ながら日帰り出張範囲で、それもかなり早い用事でも可能と言うところでした。飲み会をやっても帰りは間に合うということもありました。
それにしても、福岡の街を歩いていると女性がきれいなのには驚きます。熊本も結構美人が多いところですが、やや負けかもしれません。博多人形というものがデフォルメではなく実写に近いということが再認識されます。
そういえば小学校の時の同級生もかわいい子が多かったような、昔の記憶ですが。

現在の博多グルメというと文句なしに博多ラーメンともつ鍋といったものでしょうが、40年以上前の福岡在住の頃はどちらもほとんど知られていませんでした。
ラーメンは父がよく食べさせてくれましたが、それも中華料理屋の中華風のものが多く、今のものとは違いました。鍋料理も鶏の水炊きはありましたが、もつ鍋というものは聞いたこともありませんでした。
銘菓「ひよこ」はすでに有名でしたが、最近になってできた「博多とおりもん」などはまだ存在しなかったようです。その後「ひよこ」は東京進出をはたし東京土産になってしまいました。

福岡は子供の頃の記憶と若い時の思い出、そして今につながる新幹線や飛行機の連絡と、多くの思い出が残っている場所です。