爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

3年目の3月11日

東日本大震災から今日でちょうど3年ということです。
昨日は総理大臣記者会見も夕方6時から生中継されていました。
しかし、見事に内容のないもので被災者の方はどなたも腹を立てたのではないでしょうか。アベノミクスの発表のときも、オリンピックの招致演説のときも感じたのですが、話し方だけは自信ありげに堂々としていますが中身は疑問だらけですね。「口先だけ」というのが明らかに現れています。
テレビの夕方の報道ワイドショーで見ていたのですが、あまりの冗長さに途中で中継打ち切りでCMがいきなり入ったのが印象的でした。

さて、3年前にはまだ石川県の方で単身赴任していました。ちょうど何かのセミナーに出席中でしたが、いきなりメールが届き「安否確認せよ」という会社からの連絡で何事かと思いました。(マナーモードにしていて良かった)
当時の会社の規定で地震等の災害時にはすぐに安否確認することになっており、当時は一応東京の本社所属の形だったのでメールが来たようなわけでした。もちろん石川県ではまったく揺れも感じなかったのですが、何かがあったのかなという程度の感覚でした。考えてみるとその時刻にはまだ津波は到達しておらず、その時点での死傷者もわずかだったことになります。

それから家に帰ってからはテレビ報道に釘付けでした。津波というものがあれほどの破壊力があるというのも実際に映像で見たのは初めてかもしれませんが、圧倒されました。
どなたかが指摘されていますが、「津波」というのは誤解を与える名称であり別の名前で呼ぶ方が良いという話です。まったく同感です。

さらに翌日からは原発が大変な事態になっていきました。津波の恐ろしさを吹っ飛ばしてしまうような大事故になりました。今後のことを考えると日本の大転換点になった事故かもしれません。(そう思っていない人も多いようですが)

自宅のある九州ではちょうどその翌日から九州新幹線が全通しました。沿線の多くのところで記念行事が予定されていましたが、ほとんどが中止となり静かな発車となってしまいました。その日が誕生日だった「くまモン」もそれ以降大活躍であり、まだわずか3年しか経っていないというのがウソのように感じられます。

「次の震災」がどうなるか、そちらの方が大問題になります。できるだけの対策をして死傷者を少なく抑えるというのが最優先でしょう。

訂正)くまモン登場は新幹線開業のちょうど1年前だったようです。したがって明日で4年となります。