世界有数のコンサルタント会社というブーズアンドカンパニーのメンバーによる世界のエネルギー状況と未来予測です。
したがって、現状での指導者側の認識とほぼ同一のものと考えられます。
そのためか、これはどうかという部分も多々あるようです。オイルピークと言われているが、まだ長期にわたり大丈夫といった認識は共通なのでしょうか。「長期」といった場合どの程度の期間かというところがにじみ出ます。おそらく100年先などは長期とも思っていないのでしょう。せいぜい30年くらいしか考えていないのではないでしょうか。
また、経済コンサルタントらしく、技術発展に対して非常に希望的であるのも特徴的です。
また、代替エネルギー開発についてもコストが合えば開発に取り掛かれるという誤った見通しにとらわれています。エネルギー収支ということを考えない人々らしい間違いかと思います。