爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

参院選熊本選挙区の候補者B氏のあまりにも非常識な水俣病認識

まあ色々ある参院選で、ほとんど興味も薄れかけているもののなんとか気持ちを奮い立たせているのですが、嫌気がさしてくるのは度々です。

 

熊本選挙区は定数1に、自民党の現職B氏、野党推薦のA氏、それにNHK反対派という諸派のS氏の3人が出馬していますが、もうほとんどB氏再選に確定という雰囲気です。

 

しかし、さすがに地元の熊本日日新聞社は飽きもせずに候補者の意見を丹念に聞いて、無駄とも思わずに報道しています。

 

本日掲載の候補者アンケートには驚きました。

(当該記事をネットから見つけようとしているのですが、どうも分かりづらくて見当たりません)

仕方ないのでその概要を載せるだけにします。

 

一応、候補者三人に同じ質問をぶつけてその回答を載せているものです。

 

今日の質問には「水俣病の今の課題は」という項目がありました。

これに対し、野党候補のA氏は「認定基準が問題。広く救済する仕組みが必要」という極めて当然の答えでした。

(なお、S氏は「知識不足で分かりません」というこれはこれで正直な答え)

 

ところが自民党候補のB氏は、「地域資源を活用した地方創生」などと水俣病の「ミ」の字も出ない答えです。

この候補は、他のところでも「中央直結で地域創生」ということしか言わない旧態依然の態度で、ほとんど真面目に考えているとも見えないのですが、まさか水俣病についてもこのようなことを言うとは思いませんでした。

 

それでも、この候補が当選するのでしょうし、水俣地域でも圧倒的に票を集めるのでしょう。

ますます嫌になる。比例区だけに希望をつなぎましょうか。