爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

祝賀ムードばかりなので、冷水を。

天皇の退位、新天皇の継承、新元号への移行と、祝賀ムードばかりでテレビもそういった番組ばかり。

もう飽きたので忘れかけていた問題点を。

 

皇位継承者は、現在(平成の間は)4名、皇太子、秋篠宮秋篠宮長男、常陸宮(平成天皇弟)のみです。

秋篠宮家に長男悠仁親王が生まれるまでは、皇位継承者が絶える可能性が盛んに議論され、すでに皇室から離れたかつての皇族の復帰や、女性天皇容認論などが飛び交っていました。

 

しかし、12年前に悠仁親王が生まれたことによって、そのような議論は影を潜めてしまいました。

しかし、皇太子が皇位継承し即位、秋篠宮皇位継承者1位となり(皇太弟とは言わないんですね)2位に本命悠仁親王、となると、秋篠宮が今後男児を設ける可能性は低く、常陸宮には元々子女は生まれなかったということで、このままでは悠仁親王のみに期待が集まるということになります。

 

明治天皇は皇后の他に5人の側室(典侍、権典侍)がおり、皇后との間には子は生まれず、側室の5男10女の子供が生まれたものの、成人した男児大正天皇だけだったそうです。

大正天皇天皇家として初の「一夫一婦制」、皇后以外に側室をおかなかったそうで、それでも4人の男子が生まれました。

昭和天皇秩父宮高松宮三笠宮で、昭和天皇には男子2人、秩父宮高松宮には子がなく、三笠宮には男子3人が生まれ成人したものの、男子は生まれませんでした。

つまり、明治天皇以降の男子皇族は皇位継承者のみということに間違いありません。

 

悠仁親王が今後無事に成人し、婚儀をあげ子供ができるかどうか、あと20年ほどの間に見えてくるでしょうか。