「安心?!食べ物情報」で、「ピント調節機能食品」による重篤な健康被害があったという記事がでていました。
http://food.kenji.ne.jp/review/review908.html
どうやら東京都の消費生活センターの危害情報が元ネタのようです。
http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/sodan/tokei/documents/theme_2903.pdf
渡辺宏さんも書かれているように、こういった情報はマスコミには出にくいものということで、詳細はよく分かりません。
東京都の情報でも原因食品の特定はできず、被害者が40代男性であること、眼のピント調節に効く機能性食品の60粒入り1袋を貰い服用した所「薬物性肝炎」にかかったということ程度しか分かりません。
「毒にも薬にもならないのが機能性表示食品」とこれまでも何度も批判してきましたが、「毒になってしまった」ものが出てしまいました。
これが含まれている主要成分によるものなのか、不純物によるものなのかも特定はできませんが、極めて危険なものであるのは間違いありません。
誰でもこのような反応を示すということではないのですが、個人により影響が特に強く出るということは、稀にあるようで、他の食品でも肝炎による死亡者が出たということは記憶があります。
こういった類の「健康食品」は盛んにコマーシャルが流され精力的に売り込みがされています。(だからこそ、このニュースもマスコミに載りにくい)
服用者が増えればこういった事故も続いて起きる可能性もあるでしょう。
被害者がなんとか治療で回復したそうですが、よりひどい被害が出る前に考えるべきでなないでしょうか。