爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「秘密のケンミンSHOW完全レシピ本」読売テレビ編

秘密のケンミンSHOW」といえば日本テレビ系で長く続いている人気番組で、各地方独特の風習などをあくまでも面白おかしく紹介するという番組ですが、その中で地方ごとの独特の食べ物と言うのも人気コーナーです。

この本はそういったローカル色一杯の食物をまとめたもので、もちろん興味本位のものではありますが、その来歴などを考えるとなかなか奥深いものもあるのかもしれません。

 

冒頭には福島県会津地方では「まんじゅうを天ぷらにして食べる」とあります。

これは実は長野県、岐阜県でも根強い人気のある習慣のようです。まあ会津しか紹介しないのはどうしてかと糾弾するつもりもないのですが、一地方の特色として紹介されるだけではもったいない話です。

 

栃木県民はかんぴょうを大量に食べるというのも、ほぼあそこだけが生産地なので無理もないことでしょうか。いろいろなレシピもありそうですが、かんぴょうを買うという習慣がほとんどない(巻きずしのみ)他の地方にとってはあまり参考にもなりそうにありません。

 

海産物の地方性では、宮城のマンボウ、北海道のエイ、高知のウツボ、福岡のイソギンチャク、佐賀のワラスボなどが取り上げられていますが、これらももちろん他の地方で食べられるということもありそうです。現に熊本県南部でもウツボを食べる人たちは居ます。

 

長野県民は「ビタミンちくわ」を食べるというのは知りませんでした。どうやら石川のスギヨが製造元のようですが、石川県内より長野の方が売り上げが多いとか。

 

NHK番組の「あさイチ」の各地の中継でもスーパーの食品売り場での変わった食べ物などが紹介されることがありますが、食習慣というのは面白いものがありそうです。